見えなくなってしまうもの。 [たとえ話]
都会でも学校でも、行きたい人が勝手に集まってくるんだ
……無理に集められたり詰め込まれたりしてるワケじゃな
い。そうとも言えます。
でも、いまの世の中で当たり前のことは、何百年も前には
ちっとも当たり前じゃなかった。
(そんなの比較できないじゃないか!)
あるいはそもそも
(そんなのを比較しても意味ないじゃないか!)
って思われますか?
何百年前でも、或る土地の人間にはそれほど変わらない
センスがあって、ただそれは、時代の風潮の中で表によく
現れたり、反対に隠れてほとんど外からは見えないくらい
になってしまうこともある……とわたしは考えています。
都会に人が集まってくることや学校に人が集まってくること
には
(いまの時代の日本ではどうしてもそうなってしまう)
という必然があります。
が、また
(都会はときどき息苦しくなる)
とか
(学校は窮屈だ)
という感じ方の中には、非常に古い感覚も含まれているこ
とがあります。
何にでも良い面と悪い面があるから
(都会生活も、便利な反面息苦しいのは当然だ)
という風に割り切ってしまうと、見えなくなってしまうものが
あると思います。
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