危ない変身。 [たとえ話]
(いいよ、正義なんて。……うっとうしいから)
って思っている人が、状況が変わると
(正義に逆らうやつは許さねえ!)
みたいに急に変身しちゃう、というところが正義の恐ろしさ
だと思います。
そんなの見たことないヨ……とおっしゃる方も少なくないで
しょうけど、いま現に正義のヒトをやっていたり、正義のコト
バにはまっていたりする人たちは
(急に変わった自分)
を誇らしく思っていることが多いものです。
照れくさいけど、変わっちゃった……っていう、そういう自覚
なら救いがあるんですけど、誇らしいっていうのは危ない。
なんで危ないかって言いますと、そこには
(相手を変えてしまう快感)
が潜んでいるから。
自分が自然に変わったことで、何となくその後、自分に接
してくる人たちの態度も変わってきた……というのなら、そ
の変身は別に危なくないですけれど。
(こうすれば、相手をこう出来る)
とか
(こうふるまえば、相手はこうするしかなくなる)
とかいう体験から変身したときが危ないと思います。
【 ブラキシズム……って知っていますか?】
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